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5月27日 家で読書しよう⑥ 先生方がすすめるこの一冊6

昨日,教育相談日第2日が終わり,明日の第3日目(3・5年生)を残すばかりになりました。6月2日からの分散登校(午前・午後)から3時間ずつではありますが,教育活動・授業が再開できることが今から待ち遠しいです。

児童の皆さん,そして御家族の皆様,本校サポーターの皆様,読書はお進みでしょうか?短い時間でも続けることは脳の活性化や記憶の蓄積力にとっては効果があるそうです。
さて,本日は,5年生の先生方とスタディ担当の先生方のすすめるこの一冊を紹介いたします。
根本先生が紹介していただいた本は,行方市出身の若手作家 額賀澪さんの作品です。額賀さんの主な受賞とその作品は以下の通りです。

2015年に「ウインドノーツ」で第22回松本清張賞を、「ヒトリコ」で第16回小学館文庫小説賞]を受賞。受賞作はそれぞれ『屋上のウインドノーツ』『ヒトリコ』として2015年6月26日に同時発売された。2016年、『タスキメシ』で第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書。

額賀澪さんは,麻生第一中学校の卒業生で,本校の根本先生,宮内先生の教え子になります。根本先生は吹奏楽部の顧問でもあったそうです。 『屋上のウインドノーツ』『ヒトリコ』は,本校図書室にもありますので是非,読んでください。作品の中に,『吹奏楽部顧問の根本先生』が登場しますが,たぶんそれは,本校の根本先生だと思います。

今回で6回目の紹介シリーズになりますが,先生方から紹介していただくおすすめの一冊は,いろいろなジャンルにわたって本当に面白いです。中村先生は,数学が専門ですが優しさあふれる中村先生らしい推薦の本です。藤田先生は理科が専門なので科学に関するものを推薦してくださいました。米家先生は国語が専門で文学少女の姿が垣間見える推薦の本です。

 

(中村 先生)

「星の王子さま」(サン=テグジュペリ 岩波新書他)

おすすめの本紹介(中村)  ← ここをクリックしてください。

 

(藤田 先生)

「どんまいないきもの図鑑」(今泉忠明 宝島社)
その名のとおり,生き物がたくさんのっている本です。動物もわたしたち人間と同じように一生懸命に生きています。生き残るためにはいろんな工夫が必要ですが,わたしたちから見るとちょっと「どんまい」と思うところがあります。そんな不思議ないきもののすがたがたくさん出てきます。
わたしのおすすめはかわいい名前のウミウシです。(イチゴミルクウミウシやコンペイトウウミウシなど本当にこんな生き物いるの!?とおどろきまました。)この本を読んだ後に、ぜひ身近にいる生き物を観察してみてください。

 

それでもがんばる! どんまいないきもの図鑑

 

(米家 先生)

「大きな森の小さな家」「大草原の小さな家」 (ローラ・インガルス・ワイルダー 福音館)
このお話は今から150年位前の,北アメリカがまだ開けていなかったころ,大森林や大草原でのきびしい開拓生活の中で成長していった,ひとりの少女ローラと,その家族の物語です。
大吹雪,イナゴの大群,日照り,熱病などの,思わぬ自然の脅威にいつもおびやかされながら,とうさんとかあさんとローラたち三姉妹の一家は,大自然のまっただなかで,助け合い,自分たちの手で,丸太を組み上げ家を建て,パンやバターやチーズをつくり,生活のどんなことでも自分たちの手でつくり,家庭を,生活を,築きあげていきます。それらが,深い喜びとなって,いきいきと,このお話から伝わってきます。
それは,この本の作者のローラが,1870年から1880年代に実際に生きる喜びにみちあふれた少女時代をおくり,その経験を,そっくりそのまま読者に再現してくれるからなのでしょう。
今もテレビで放映されていて,テレビシリーズもおすすめです。家族のあたたかさを感じる,小学生のころの思い出の本です。学校の図書室にもあります。

大きな森の小さな家 講談社青い鳥文庫大きな森の小さな家シリーズ1/ローラ・インガルスワイルダー【著】...大草原の小さな家/ローラ・インガルス・ワイルダー

 

(根本 先生)

「屋上のウインドノーツ」( 額賀 澪 文藝春秋 )

私のおすすめの本は,額賀澪さんの書いた屋上のウインドノーツという本です。高学年向きです。額賀澪さんは私の教え子で,行方市出身の作家です。
額賀さんは,小学生からマンガ本のように絵と文にして書き出しては友達に読んでもらうことを楽しみに作っていたそうです。
本の内容は高校生の吹奏楽部にかけた青春物語です。この本の中では高校生が主人公で,夏の吹奏楽コンクールを目指そうとしている部員たちの姿を描いています。澪さんは当時,中学校では吹奏楽部でパーカッションを担当していました。根本先生と共に夏の大会に向けて頑張っていた3年間。そんな青春時代が描かれている内容で,私としてはなつかしい思い出がよみがえってくるようでした。
その中に登場する音楽の先生は根本先生なんです(笑)。まして舞台はこの地元の地名やら学校名が少しづつ変わっているので,これってこの名前のことかと読み取れておもしろいです。その他にもタスキメシ(高校駅伝を題材にしている)など読みやすいです。手に取って読んでくれるとうれしいです。

 

屋上のウインドノーツ 古本 古書

 

 

 

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