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5月22日 家で読書しよう④ 先生方がすすめるこの一冊4

本日は,朝から冷たい雨が降っています。気温も上がらず,肌さむい一日です。体調管理を心掛け,かぜなどひかないようにしましょう。
さて,本日は,教務主任の田島先生,2年生の先生方のすすめるこの一冊です。田島先生は低学年・中学年・高学年,さらには保護者や先生方へ推薦する本を選んでくださいました。ぜひ,読んでみてください。

(田島先生)

【低・中学年用】

「バムとケロのもりのこや」 島田ゆか ・文溪堂

〇「バムケロ」シリーズの一番新しい絵本です。シリーズは仲良しのバムとケロが,愉快な仲間たちとともに毎日を楽しく過ごす,日常を描いています。
「もりのこや」では,2人が見つけた「もりのこや」を仲間たちとともに改造(改築?…お掃除?)し,「ほしをみる会」を開こうとするのですが・・・。
物語は,バムとケロの本編とは別の物語がすすんでいきます。アナザーストーリーは,最後に一緒になるのですが,その物語が,どこでどう進みはじめるのか発見するのも楽しい絵本です。
低・中学年で楽しめますが,高学年でも面白いと思います。ぜひ,シリーズでお楽しみください。

バムとケロのもりのこや/島田ゆか

【高学年,大人用】

「よだかの星」「注文の多い料理店」「セロ弾きのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」など
宮沢賢治   偕成社

〇「よだかの星」:心の美しさが際立つ物語です。見た目がいくら醜くとも,こんな心をいつまでももっていたい。よだかの切ない姿に涙する物語です。

〇「注文の多い料理店」:気取った紳士たちが,自然の中に住まう魔に散々な目にあわされてしまう物語。怖いのにクスって笑ってしまう物語です。

〇「セロ弾きのゴーシュ」:森の動物たちの助けを借りて,ゴーシュが猛特訓!頑張るって大事だ,そう思える物語。

〇「銀河鉄道の夜」:ジョバンニ,カンパネルラの二人の姿が美しい,祭りの後のような寂しさが心に訴えかけてくる物語,是非お読みください。

「宮沢賢治」が好きになる。難しい,よくわかんない,そうかもしれないけれど,何か日本人の心に響く,そんな「イーハトーブ」の物語を,是非シリーズで,家族一緒にお読みください。
お勧めは「貝の火」です。

注文の多い料理店/宮沢賢治

【中・高学年】

〇伝記もの
小学生の時,「野口英世」「リンカーン」の2冊の本に出合えたことは,今でも忘れられない衝撃です。今は漫画で読むこともできますが,当時は活字ものしかありませんでした。それでも,2人の人物の高潔な生き方が,当時の僕には「あこがれ」にかわり,様々な人物の人生に興味を持つきっかけになりました。
今は,歴史上の人物だけではなく,スポーツ選手を中心にものがたりと,立志伝中の生けるお手本が,漫画でも読むことができます。
誰でもよいと思います。興味を持った人物の伝記を読み,興味をもつことができたら,是非,さらに詳しくその人物について調べてみてください。きっと,素晴らしい出会いが待っていると思います。
野口英世
【保護者の皆様・先生方へ】

「竜馬が行く」司馬遼太郎・文春文庫

〇大学時代からの私のバイブルです。

もちろん,司馬遼太郎が描く坂本竜馬は物語の主人公であり,正確に本人の歴史上の軌跡をたどったものではありません。しかし,物語の中の竜馬は,人生にもがき苦しみ,様々な事件に苦闘しながらも「男の生きざま」を貫いていきます。「男子はみな竜馬に憧れる」というそうですが,そこに,私もいまだに憧れております。是非,お読みください。おすすめです。
司馬遼太郎の描く歴史群像は,どれも素晴らしい。(「司馬史観」と揶揄もされますが)
興味のある方は,是非,次の物語もお読みください。
「燃えよ剣」「花神」「翔ぶが如く」「峠」「歳月」「関ケ原」「軍師二人」「世に潜む日々」など

(藤岡 先生)

「ふしぎの国のアリス」

このお話は、ディズニーのお話だと思っている人もいるかもしれませんが,イギリスのルイス・キャロルによって作られた童話(どうわ)です。100年以上たった今でも世界中の子どもたちに読みつがれています。だから,原作通りの長編の童話絵本や小さい子向けのとび出す絵本などさまざまな本があります。はじめは,絵の楽しい絵本から,そして長編の本へ。題名のとおり,ふしぎなぼうけんをするアリスのお話を,わくわくドキドキしながら読んでみてください。

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

(田口 先生)

「ともだちくるかな」 内田麟太郎

偕成社

おはなしに出てくる キツネはわるぢえがはたらき,オオカミはこわいといういんしょうがありますが みなさんはいかがですか?
「ともだちくるかな」は「おれたちともだち!」シリーズの1さつです。

キツネのはじめた「ともだちや」さびしい人に1時間100円でともだち…キツネはオオカミと本当のともだちになります。

「ともだちくるかな」では,オオカミが「もうすぐだれかさんがやってくる」と 歌いながらおそうじをして待っています。やくそくはしていないけれど,来るはず!時間がどんどんすぎ「くる,こない。くる,こない。くる,くる。くる…」花うらないをしてみます。まっているときのじかんは 長いですよね。ひるがすぎよるがきて,とうとう朝が来てしまいました。オオカミはさびしくなりました。こんなきもちになるほどだれを なぜまっていたのでしょう。オオカミは,さびしい気もちのままなのでしょうか。ぜひ読んで,オオカミがどうなったか聞かせてください。

ともだちくるかな (「おれたち、ともだち!」絵本)

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