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お年寄りってどんな感じ? インスタントシニア体験による実感を伴った学習

 

 

 

 

 

 

 

5年生の総合的な学習の時間の一環で,今日はインスタントシニア体験を行いました。簡単に言うと,お年寄りの疑似体験です。手足におもりをつけ(結構な重さです),関節を動かしにくくするサポーターをきつめにしめ,視力と視野を奪うゴーグルをつけ,周囲の音が聞こえにくくするための耳栓をつけ,そしてものに触った感覚を鈍くするためにゴム手袋を二重にしてはめ,最後に人差し指と中指,薬指と小指をテープで固定するといった万全の装備です。全ての装備を装着するだけで,もうすでに疲れている児童も見られました。

①その姿で階段の上り下りをし,和式トイレにしゃがみ,体の動かしにくさを体験しました。②昇降口から外の様子を見て,視界の狭さと見にくさを体験しました。ゴーグルを装着することで,重度の白内障の方の見え方を体験することができました。③お湯に手を入れて,熱さの感じにくさを確認しました。素手で触ったときと比べて,熱さを感じにくいことが分かりました。④ゴム手袋を二重にした状態で,折り紙をしてみました。思ったように折れずに苦労していた様子です。⑤図書室では本を読んだり,えんぴつで紙に文字を書いたりしてみました。やはり見えづらいし,書きづらいことが実感できたようです。

体験に先立って視聴したビデオからも,お年寄りについて児童はたくさんのことを学び,様々な感想を持つことができました。本日のこれからの体験を,今後お年寄りと接する際にどのようにいかすことができるかが重要になってくると思います。今後も続く福祉体験活動が,お年寄りに優しい,そしてお年寄り,障害のある人に限らず,「人」に優しい子どもたちに育っていくきっかけとなるようにと期待しているところです。

 

 

 

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